脳卒中や心筋梗塞(しんきんこうそく)の発症の危険性を高める「悪玉」とされている「LDLコレステロール」は、低いほど死亡率が高まると疫学調査の発表がされました。LDLコレステロール値の高さは、特定健診・保健指導(メタボ健診)でも、メタボリックシンドロームか否かを判断する基準の一つにもなっていて、悪玉という位置づけの是非が議論になりそうです。脳卒中や心筋梗塞など心血管疾患による死亡率に限りますと、男性では180ミリグラム以上になると死亡率が上昇しています。しかし、女性にはほとんど関係ないといった結果も出ています。男女ともLDL値が低いと、がんや呼吸器疾患による死亡が増えて、全体の死亡率が高くなりました。LDL値の適正範囲は「男性100?180ミリグラム、女性120ミリグラム以上」。厚生労働省の指導によるメタボ健診の基準では、LDL値が120ミリグラム以上の人は下げることを薦めていますが「適切な範囲にあるLDL値を下げ過ぎる危険があります。コレステロールは人体に必須の物質で、反対に少ないと免疫機能が低下するため死亡率が上がるのではないか」との指摘も出ています。
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悪玉コレステロールが少なくても危険
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